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手術・治療

白内障手術Cataract Surgery

濁った水晶体内容物を眼内で細かく砕き、吸引除去した後に眼内レンズを挿入する手術です。

手術にかかる時間は通常7~10分程です。麻酔は点眼麻酔(目薬)のみで目に注射はしません。 切開創は通常わずか3㎜ほどの小切開で、無縫合手術を行っています。

ご高齢の方にも、安心して手術を受けていただくことが出来ます。

手術の流れ

  1. 角膜切開
    1点眼麻酔後、白目と黒目の境の部分(角膜輪部)を3㎜ほど切開します。
  2. 濁った水晶体を砕いて吸出
    2濁った水晶体内容物を超音波で砕いて取り除きます。
  3. 眼内レンズを挿入
    3カートリッジ内に準備された眼内レンズを水晶体の袋の中に入れます。

抗VEGF硝子体注射Anti-VEGF Treatment

硝子体注射とは、抗VEGF薬を目の中に直接注入する治療方法です。VEGFとは血管内皮増殖因子という物質のことです。抗VEGF薬は、その名の通りVEGFを抑える薬です。

脈絡膜血管に関係した病気や網膜血管が詰まる病気になると、眼球内のVEGFが増えて目の中に「新生血管」という異常な血管ができてしまいます。この新生血管ができると炎症・出血を引き起こし、視界がゆがんで見えたり視力が下がったりします。抗VEGF薬を目の中に直接注入すると、新生血管の活動を鈍らせることができ、同時に炎症・出血も抑えることができます。

抗VEGF硝子体注射が効果的な病気
  • 加齢黄斑変性症
  • 糖尿病網膜症
  • 網膜静脈閉塞症
  • 強度近視による脈絡膜新生血管
抗VEGF硝子体注射の種類
  • アイリーア
  • ルセンティス
  • ベオビュ
  • バビースモなど

治療の流れ

  1. 角膜切開
    1注射の前に麻酔液を点眼し、消毒液で眼を洗浄します。
  2. 濁った水晶体を砕いて吸出
    2器具を使って目を開けます。
  3. 眼内レンズを挿入
    3白目の部分に細い注射針を刺し、硝子体に抗VEGF薬を注入します。通常、痛みはほとんどありません。

抗VEGF薬による治療は、いったん症状がよくなっても薬の作用が減弱するにしたがって、再発することもあります。その際は再度注射を行う必要があることがあります。気が付かないうちに症状が進行して視力が低下したり、見えにくい範囲が広がってしまうと改善が困難になることもありますので、定期的な検査と治療が大切です。